子宮筋腫と妊娠の関係 [子宮筋腫と妊娠]

子宮筋腫と妊娠の関係について、ご説明します。

まず、勘違いされやすいのですが、必ずしも、子宮筋腫=不妊症という訳ではありません。
子宮筋腫を持ったまま、妊娠・出産をする女性も、実際には数多くいらっしゃいます。

とはいえ、子宮筋腫患者における不妊症率は、2割から3割といわれております。
筋腫を持たない女性と比べると、不妊への影響力は、かなり高い事が数字として現れています。


子宮筋腫が妊娠に与える影響の度合いは、筋腫の位置によって異なってきます。

■妊娠に影響のない子宮筋腫の位置
・漿膜下筋腫

子宮の外側に向かって発育する漿膜下筋腫の場合は、妊娠には全くと言って良いほど影響がありません。

■妊娠に影響のある子宮筋腫の位置
・筋層内筋腫
・粘膜下筋腫

子宮筋層内で発育する筋層内筋腫や、子宮内腔に向かって発育する粘膜下筋腫の場合、
子宮内膜が変形していると、受精卵が着床しにくくなり、不妊の原因となります。

また、着床したとしても流産しやすくなります。

妊娠初期では流産、妊娠中期から後期にかけては早産の危険があります。


また、精神的ストレスは、子宮筋腫が悪化する原因になると考えられています。

そのため、子宮筋腫であったとしても、「このまま絶対に妊娠できないのではないか?」
などと深刻に考えすぎず、前向きに治療を受けることも重要です。



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子宮筋腫の治療方法 [子宮筋腫の治療方法]

子宮筋腫の治療方法ですが、今すぐに手術が必要でない場合は、保存的治療を行っていきます。

子宮筋腫の治療といえば、子宮摘出などの手術を思い浮かべてしまいがちですが、
手術による治療は、最終手段ということになります。

■子宮筋腫の保存的治療-ピルによる治療

子宮筋腫がそれほど悪化していない場合、ピルを処方される事もあります。
ピルの処方により、子宮筋腫の症状である月経過多や月経痛を和らげ、筋腫の状態を検査していきます。

ただ、ピルを処方する保存的治療法は、卵巣や子宮に対して根源的な治療を行っている事にはなりません。
子宮筋腫の症状を緩和させるための治療法という事になります。

■子宮筋腫の保存的治療-ホルモン治療

保存的療法として、ホルモン療法という方法もあります。
ホルモン療法とは、エストロゲンの働きを抑制することにより卵巣の機能を低下させる治療方法です。

卵巣の機能を低下させる事により、月経が止まり、出血や痛みが無くなります。
出血や痛みが無くなる事により、子宮筋腫が今以上大きくならないようにすることが出来る治療法です。

このホルモン治療も、実際には子宮筋腫の根本治療をしているわけではありませんが、
ホルモン治療を受けた約70%の子宮筋腫の方は、完治しているといわれています。

約30%の方は、子宮筋腫が再発してしまうという事でもありますが、
ホルモン治療を受けた後に再発した場合などに、摘出手術を考える方が多いです。



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